ロングトールサリーは、世界初の、
男性のための10cmのハイヒールを持つスニーカーです。
この時点で、すでに頭の中に無数の 「?」 が浮かんでいる方も、
まぁ、聞いてください (^^;
いったい、なんでそんなものが生まれたのか?
それを説明するために、少しばかり、僕、
シンヤヤマグチの自己紹介をさせていただきます。
10cmのメンズハイヒールを作った理由とは…?
シンヤヤマグチ近影(フランスのファッション誌より)
小学4年生で初めて手に入れた、
コンバース・オールスターが最初の1足でした。
それ以降エスカレートし続け、今や約200足以上のコレクションを数える、
筋金入りのシューズヲタクに。
そして、高校生の時点では、すでに収入=洋服代
(あるいは収入<洋服代…笑) という、
立派なファッション・アディクト(中毒者) へと成長。
将来は、ファッションの道で生きていくことを決意する事に・・・。
ただ、この頃から、僕は既存のメンズファッションに対して、
ある種の不自由さを感じていました。
たとえば、雑誌に載っているスタイルとか、
周りの友達だとか…は、どれも誰かのマネばかり。
個性を表現するためのファッションというより、
誰かの目線を気にしただけの、薄っぺらいファッション。
そんなものから逆らうように、スカートを穿きだしたり、
レギンスにショートパンツをレイヤードしたり、
ヒールの高いブーツを履いたり。
とにかく当時の僕にとって、 『ファッション』 = 「自己表現」 であり、
「周りとの差別化」 であったのです。
ただし、そんな浮いた…普通の人から見れば 「?」 なスタイルが、
周囲にどんな風に受け止められていたかは…
想像に難くないところだと、今では思います(笑)。
靴屋さんの倉庫ではなく、あくまで私的なコレクションです(^^;
ファッションアディクトを、地でいっておりますっ。
そんなこんなで、当初はスタイリストを目指し、
ファッションの専門学校へ。
その卒業制作として、「背広革命」 と題したコレクションを発表します。
このコレクションで、グループ賞・金賞と、個人賞・金賞を、
INFAS PUBLICATIONSさんからは、WWD JAPAN・Fashion News賞をいただきました。
でも、だからって将来が約束されたわけでもなんでもなく、
スタイリストを細々とやりつつも、悶々とした日々が始まります。
そもそも、自分がファッションの道を選んだのは、
まずは、自分が着るものである男性のファッションを、
もっと華やかに、バリエーション豊かに、自由なものにする、ため…。
じゃー、具体的に何をすればイイ?、僕にできることって?、さらには、
「今のメンズファッションには、何が必要なんだろう…?」
そう考え続けて、自分のするべきことが少しずつ、
おぼろげながらも見えてきたのです。
初めてトータルディレクションを手がけた「背広革命」。
この時の経験が、自分の運命を分けました。
僕が考えるメンズファッションの停滞感の原因は、
大きくは二通りに分けられると思うんです。
まずは、プロダクト(製品)の種類、選択肢の少なさ。
たとえば、ボトムスのバリエーションだけで言っても、
女性ならパンツ、スカート、ワンピース、ショーツ、レギンスetc…
と、様々なアイテムのコーディネートを考えられますが、
男性の場合は、ほぼ、パンツのみ。
そして色使いはと言えば、今も昔も黒、白、灰、紺、茶…
といった、無彩色で埋め尽くされています。
これは一体、何を意味しているのか?
これこそがもう一つの、そして最大の原因である、
「男らしさ」 あるいは、「女らしさ」 といった、
目に見えない、けれども、非常に根の深い概念です。
最終的な 「洋服」 という形は、言わば、
そうした古臭い固定観念の結果に過ぎないのです。
それに対して、真っ向から突きつける問題提起として、
僕がまず最初に思い浮かべた、ある 「モノ」 というのが…?
保守的なメンズファッションに吹き込ませるべき、新たな息吹とは…?
…クマちゃん?(^^;もとい、「ポップ」くんですっ。
男性でも女性でも関係なく、心も身体も美しくありたい、美しく見せたい。
そう思うのは、現代を生きる(自分を含めた) 男性にとって、
当然のことだと思うんです。
こうした、僕なりのメンズファッションに対する考え方と、前述の通り、
何よりの得意分野であった 「靴」 とが重なった結果、
自分なりに導き出した一つの答えが 「メンズのハイヒール」 だったんです。
かくして、自分が手掛けるべきだと確信を持って踏み出した、
最初の一歩…
「シンヤヤマグチ」 のファーストアイテムとして誕生したのが、
「ロングトールサリー」 なのです。
サリー最大の特徴である、ウェッジヒールの凛とした美しさ。
カッコよさだけじゃなく、カワイさも、忘れません。ポップの足あと!
では、ロングトールサリーがアナタにもたらすものは何でしょうか?
まず…
「背が、高くなる!」
この上なくシンプルですが、これは、あなたが思っている以上に、
ものすごく衝撃的な 「事件」 です。
さらに…
「スタイルが、良くなる!」
サリーの 「+10cm」 は、あなたの頭身を劇的に変化させます。
簡単な話、美少女フィギュアのごとき、
非現実的とも言える理想的バランスのシルエットが…
履くだけで即!手に入ってしまうわけです。
にも関わらず…
「ハイヒールなのに、歩きやすい!」
「いつまでも履いていたくなる!」
「感覚として、気持ちいいと思えるクツ」
「地上にはじめて降りたった気がした!」 などなど、
着用者が思わず漏らしてしまった名言の数々は、
ロングトールサリーが 「ハイヒール」 の今までの常識を、
かる~く覆す存在だということを物語っています。
(サリーの衝撃を、身をもって体験した方たちのメッセージ)
それでも、ここまでは、まだほんの序の口です。
そして、
もし、アナタが大のつくファッション好きの男性だったら、
特に次のことが 「最大級の衝撃」 となるでしょう!
それは…
「メンズファッションの壁を軽々と超えてしまう、無限大のコーデ!!」
です!
Tシャツ、デニム、ジャケット。
そんなシンプルな組み合わせに、ただロングトールサリーを合わせるだけで、
男性ならではの、新鮮なスタイルが 「瞬時」 にできあがります。
さらにショートパンツやレギンス、さらにはスカートなどとのコーディネートで、
男性のファッションは、さらに豊かに、そして自由に、著しい進化を遂げます。
そして、そんなことを可能にする、男性のためのハイヒールは…
「どこにもない!!」
そう、世界中探しても、どこにもないんです(^^;
スカートとハイヒールの組み合わせ、とはいっても、女性のそれとは全く異質の新しさ!
メンズファッションの壁を、いとも簡単に超えてしまうコーデの数々。まさに∞!
とは言っても、僕は、別に 「シューズ (しかもメンズハイヒールの) デザイナー」
になろうとか、所謂 「ファッションデザイナー」 になるつもりは、
まったくありません。
僕、シンヤヤマグチの目的は、世界でもっともお洒落な男性が集まる街である、
この 「TOKYO」 から世界へと、新しい世代の、新しい男性像を、
ファッションを通して発信することであり…
結果として、「男性のファッションを華やかに、豊かに、自由に」
することだからです。
そこで、自らの職種に 「"超" ファッションディレクター」 と銘打ち、
その先駆けである 「ロングトールサリー」 を通して、
すでに国内外、有名無名を問わず、たくさんの方から、
身に余るようなお褒めの言葉や、ご支持をいただいています。
(特に、実際にサリーを購入していただいた一般の方から、
現役の著名デザイナーやクリエイターの方にまで、
本当に幅広く指示していただけたのは、
自分にとってこの上なく理想的な在り方でした。)
今後、具体的にどんなプロダクトを手掛けたり、表現方法を取るかは、
まだまだ模索中の段階ではありますが…
基本的な方向性としては、まず間違ってはいないかなと、
今では思っています。
09S/S TOKYO CHAOS
09-10A/W TOKYO GOTHIC POP
ヨーロッパにおける 「モード」 という、絶対的な権威が存在しない日本では、
ストリートこそがランウェイであり、そこを歩く一人一人が主役である。
…というのもまた、僕が変わらずに主張し続けていることです。
重要なのは、特定のファッションブランドのクリエーションではなく、
「それを、誰が、何と、どう組み合わせ、着こなすのか?」 ということ。
つまり、一人一人が表現者であるか否かが、大事なことなのです。
そんな、(ある種の)ファッション先進国の中で、
僕のような独自の立ち位置から、独自のクリエーションを
発信する人間がしなきゃいけないこととは…?
それは、表現者である一人一人と僕自身が、表現を通じて共感し、
一人の同志として、直接的につながるということ。
そんな、どこまでもアナログなやり方以外には、
ないと思うのです。
スナップが世界一面白い街、東京。僕もかつては、よくお世話に。
サリーの持つ魅力は、すでに国境も、人種も越えて。パリでの一コマ。
ここまでお読みいただいたあなたには、お分かりいただけると思います。
このような考えを持っている僕としては、
意味もなく大量の在庫を抱えたり、セレクトショップに卸して、
それをまったく顔の見えない人に売るなんてことは…
まったくもって、意味を成さないんです。
あくまで自分自身の手で、自分の目の届く範囲で、
自分の提案するモノに特別な価値を感じてもらえる人とだけ、
お互いに意義のある取り引きをしていきたい。
ロングトールサリーを本当に欲しいと思ってくれる人、
また、その背景や未来に価値を感じ、共感してくれる人にだけ、
過不足なく、確実に手に入れて欲しいと思っているからです。
「ロングトール」ロゴ。「のっぽ」の他に、「長期的な視野に立って」という意味も。
ハイヒールは、必要じゃないかもしれない。だからこそ、キミをスペシャルにする!
そんな経緯を経て、構想から3年以上の歳月をかけて
育ててきたロングトールサリーですが…
いよいよ、2009年10月5日までの最終受注期間をもって、
現行の仕様での販売は、完全に終了とさせていただきます。
なぜかと言うと、理由は大きく二つあります。
一つは、ロングトールサリーはあくまで 「ファッションアイテム」
であるということ。
そしてファッションの本質は 「新しさ」 という点にあるので、
仮にどれだけの最高傑作をつくったと思えたとしても、
いつまでも同じものを提案し続けることはナンセンスですし、
僕の個人的な考え方にも反することです。
そして一番大切な二つ目の理由は、そうすることによって、
購入していただいた方にとっての価値を、永続的に保障するためです。
まだ、無名ブランドの、ぶっとんでいる商品(しかも75,600円)を、
普通に買えてしまう(2足買いも少なくありません)ファッション感度の高さ!!
そう!同じ仕様のものを作らないと決めているのは、
ご購入いただいた方一人一人に対する、
僕からの 「ささやかな配慮」、そして、「最大のリスペクト」 なのです。
メールはプライベートな内容も多く、「お客様」というイメージは、ほとんどありません。
高い技術力を要するサリーは、こうして一足ずつ、熟練の職人さんが仕上げます。
構想期間から数えれば、約三年越し。
様々な想いを込めた渾身の1stアイテム・ロングトールサリーは、
各方面からの予想以上の大反響と、「本当に欲しい!!」 という方々の熱意に支えられ、
2009年10月をもって、無事に販売期間を終了することができました。
上にも書きましたが、同じロングトールサリーをリリースすることは、
今後どんなことがあっても、二度とありません。
しかしながら、「シンヤヤマグチ」 は今後も 「男性のための、新しいフットウェア」 を主軸に据え、次々と新しいシューズコレクション(「ロングトール」 シリーズ)を発表していく予定です。
実はすでに、
インパクトにおいてはサリーをも上回る、あまりにも衝撃的な新作を企画中だったり…!?
その全貌は、「シンヤヤマグチ会員登録」 をしていただいた方に、
誰よりも早くお伝えする予定です。
はっきり言って、大いに期待していただいて、損はありません…!
こうしてみると、サリーはやっぱりスニーカーなんだなぁと思いますね。
この後ろナナメからの流麗なライン!個人的にとても気に入っております。
というわけで、
たった1足のフットウェアではじまったシンヤヤマグチですが、
いよいよ初のアパレルラインをリリース致します。
ロングトールサリー に勝るとも劣らない、その衝撃!!
ぜひ、その目でお確かめください ↓↓↓
シンヤヤマグチ2010SSコレクション公式サイト
いよいよ、「シンヤヤマグチ」 は次なるステージへ向かいますが、
まずはここでフィナーレを迎えるファーストアイテム、 「ロングトールサリー」。
ご購入いただいた方には本当に感謝しています。また、1stアイテムとして、自分の予想をはるかに超える変化をもたらしてくれたサリーにも感謝♪です!
本当にありがとうございました!
シンヤヤマグチ